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キリスト教学校教育共同懇談会(仮称)
「女子教育について」

 去る4月30日午後5時より、第一回キリスト教学校教育共同懇談会(仮称)が、東京・四谷の幼きイエス会ニコラ・バレ修道院で開催された。

 初めにこの会がもたれた経緯について、教育同盟の深町正信理事長から、次のような説明がなされた。「同じキリスト教学校で、今まではカトリック、プロテスタントと違いを言ってきたが、これからは共同する必要がある。昨年6月7日・8日に行われたキリスト教学校教育同盟第90回総会に、日本カトリック教会仙台司教区司教・同学校教育委員会委員長溝部脩氏と日本カトリック学校連合会理事長・エリザベト音楽大学学長小崎次郎氏に特別講演をしていただいた。また10月17日・18日に行われた第9回カトリック学校法人理事長会議に、教育同盟から久世了・山内一郎両理事と私(深町)がそれぞれ講演をした。こうした交わりがこれで終わるのではなく実質なことをしようということになった。そこで、今日的課題である〈女子教育について〉話し合うために、それぞれの連合から中高3名ずつ集まっていただいたわけである」。

 出席者は、日本カトリック学校連合会側は理事長小崎次郎、杉田紀久子(田園調布雙葉学園理事長・中高校校長、日本カトリック学校連合会副理事長)、奥井博子(聖心女子学院初等科・中高科校長)、鎌田論珠(ノートルダム女学院理事長)、キリスト教学校教育同盟側は理事長深町正信、田中弘志(女子学院院長・中高校校長)、杉山修一(立教女学院中高校校長)、飯島節子(捜真学院院長)である。

 今回話し合われた主なことは、日本の私学、特にキリスト教学校は今日の少子化、共学志向の中で、日本における女子教育の意義を女子中高教育において話し合うことは大切なことである。教育効果を考えるとき、男女のゴールは同じであってもアプローチは違う。中高の人間形成期に男女別学の教育をする効果を、日本の教育界に提言する必要がある。キリスト教の女子教育が明治の初期に果たした役割を現在の社会でもう一度問い直し、ある時期別学である意味を理論的に解く必要がある。「いのち」の問題について思春期のときに別学で学ぶことは意味がある。共学では深いところまで指導できない。など活発に話し合われた。

 この会の今後については、年に2〜3回定期的に開催し「女子教育の意義、理論づけ」をしていくことにした。

キリスト教学校教育 2003年6月号1面


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