ホーム < キリスト教学校教育 < 03年11月号 < 3面

キリスト教学校展・神奈川
一つのおもいと多様な教育活動
石井 道夫

 2001年より「21世紀に発信します―キリスト教学校発祥の地から再び」をテーマに掲げて始められた神奈川県キリスト教学校展(以下、学校展と記す)が3年目を迎え、5月24日(土)の午後、横浜駅隣接のそごうデパート9階の新都市ホールを会場として開催されました。

 参加校は県内の教育同盟加盟校で、中・高校がアレセイア湘南、関東学院、同六浦、捜真女学校、フェリス女学院、横須賀学院、横浜英和女学院、横浜共立学園、横浜女学院の9校と小・中併設の聖ステパノ学園。そして小学校が、関東学院、同六浦、捜真、平和学園、横須賀学院、横浜英和の6校。全体で16校。

今年の内容は次の通りです。

(1)パネルやビデオによる学校紹介(モットー、礼拝の意識、キリスト教学校としての特色ある学校行事、活動)。学校を象徴する校舎・施設の写真展示。

(2)小学校児童の作品展(図画工作)。

(3)小・中・高の生徒による合唱、ハンドベル、吹奏楽、オーケストラの演奏、チアリーディング演技。

(4)校長アピール(3名)。

(5)キリシタン遺品展(澤田美喜(エリザベスサンダースホームの創設者)記念館からの出品展示)。

(6)各校別ブースでの説明と相談。

 紙面では会場の雰囲気をお伝え出来ないのが残念ですが、開場から終了時刻まで会場には人が絶えず(来場者は約6400人)、他の学校説明会にはない終始和やかな雰囲気(ある人はこれをキリストの香りと呼びました)の中でプログラムが進められました。

 来場された方の感想は様々でしたが、「それぞれの学校には色々な違いがあるが会場には不思議な一体感がある」との声があり、最初の幹事校会で確認した「入試対策ではなく、キリスト教学校の持つ価値観や教育理念、実践を紹介するような会にしよう」という基本的な目的が来場者の方々に感じていただけたのではないかと思っています。

 また、学校展の性格からすると、「静的で平面的」になりがちな会場に、各校の児童、生徒たちが作品の出展や演奏、演技等という「立体的・動的」要素を加えてくれたことによって、会場はとても豊かで華やかなものとなりました。各校とも学校行事が詰まっている中で準備には苦労があったと思いますが、それぞれになかなか見事な出来栄えでありましたし、自分たちの学校に誇りと愛着を感じ生活している様子が伝わって来るようでした。

 こうして行われた神奈川のキリスト教学校展でしたが、交通至便な会場にも恵まれ、多くの来場者を得ることが出来たことは大変ありがたいことでした。コリントに伝道にまいりましたパウロに「恐れるな。語り続けよ。黙っているな・・・この町には私の民が大勢いる」という言葉が与えられたと使徒言行録は記していますが、今日、神奈川の地でこの言葉を実感出来たことは、キリスト教教育を21世紀のこれからに向けて展開して行きたいと願っている参加校にとって大きな励ましの力となったのではないかと思いました。

〈横浜共立学園中高校校長〉
キリスト教学校教育 2003年11月号3面


キリスト教学校教育同盟