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聖隷クリストファー高等学校
新しい風、新しい時代を
秋葉  保

 1945年敗戦、創設者長谷川保(故人)は「祖国の復興は青年の精神の復興にあり」との信念と決意のもと、キリスト教の隣人愛を基本に巡回教育からスタートし、1949年、本校の前身である各種学校「遠州基督学園」を創設しました。以後54年間、キリストの真理と愛をよりどころに、人類に役立つ人材育成の営みが受け継がれ今日に至りました。併設の聖隷クリストファー大学では、時代に先駆けて看護・社会福祉・リハビリテーションの専門教育の一層の発展のため、大学の学部増設が進むなか、高等学校もより充実した独自の教育環境を求めて、旧キャンパスから約500メートル南東に新校舎・体育館を建設、全面移転しました。9月8日全校生徒とともに献堂礼拝をもって新学期をスタートさせたところです。

 本校の施設の概要を簡単に紹介させていただきますと、校地面積約73000uの中に、野球場、2面のサッカーグランドのほか、今回第1期工事としてフットサルコート2面・テニスコート5面及び全天候型陸上トラックを造成、その後2期工事として、鉄骨鉄筋コンクリート造7階建延べ床面積8978.14uの校舎と、鉄筋コンクリート造、一部木造地下1階地上2階建4721.77uの体育館を建設しました。

 新校舎は全館冷暖房設備を完備し、全教室に光ケーブルによるLANを敷いて将来のIT化に備えました。校舎1階には席数152のカフェテリアを生徒同士のコミュニケーションを育む場として完備しました。2階はコンピュータ教室と家庭科教室、音楽室、理科実験室等の特別教室のフロア、3階から6階は普通教室を中心に、2つの職員室、進路指導室等を、7階は眺望の良い図書館と小教室を配置しました。校舎1階吹き抜けのエントランスホールには、校名「聖隷」の由来でもあるヨハネによる福音書13章1〜15節、最後の晩餐の前の洗足の記事から「水を注ぐ瓶(カメ)」「洗う手」「すすがれる足」「水を受けるタライ」を水の流れの中に配置したイメージで、ステンドグラスを全面に設置しました。校舎屋上塔屋部分には、カリヨンベルを取り付け、教会暦に合わせ1日に3回讃美歌のメロディーが流れるようになっています。

 体育館1階アリーナは、バレーボールコートが2面又は、バスケットボールコートが2面とれる木の温もり感あふれた非常に明るい空間になっています。2階はアリーナを囲むように運動部と文化部の部室を配置し、校舎2階と渡り廊下でつながっています。地階多目的ホール(クリストファーホール)は、移動型観覧席を整備し、毎朝の礼拝に使用されるほか、放課後の部活動にも使用されます。またここでの礼拝は、校舎3階の放送室を経由して、全館内に設置したテレビに映し出せるようにしました。

 屋外には敷地内の斜面を利用してダンスや演劇、演奏会など、さまざまな屋外ライブが楽しめる円形の野外ステージを設けました。学校祭、クリスマス、学内諸行事に高校生の自己発表の場となることを期待します。

 私たちはこれまで同様隣人愛を最重要な礎として教育の業を続けて参ります。今また神様から与えられた新校舎を基点に新たな勇気と自信をもって、人材育成の「新しい風、新しい時代」の実現に向けてさらなる努力を続け、常に生徒とともに前進を目指す聖隷クリストファーの道を築き続けたいと思います。

〈聖隷クリストファー高等学校校長〉
キリスト教学校教育 2003年11月号4面


キリスト教学校教育同盟