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関西地区 新人教師研修会
多くの共感を生んだ二日間
伊藤 大輔

日時 2003年10月18日〜19日

 第一セッション
 会議室で分団に分かれ席に着き、「自分の思いでの一品」を画用紙に描く。クレヨンや色鉛筆の懐かしい匂いがたちこめる中、それぞれ思い思いの絵を描き、それにまつわるエピソードを添えて、自己紹介をしていく。打ち解けた雰囲気になった。

 最初のワークショップ。それぞれが抱えている問題、悩みを持ちより、悩みの性質によって模造紙に貼ってカテゴライズしていく。各分団ともイラストを交えたり、色分けしたり工夫を凝らした。ベテランの先生方の学校、教育の在り方に関する壮大なものから、新人教員ならではの、自己の資質に関するものまで様々な問題、悩みが飛び出した。

第二セッション
 塩田洋子先生(同志社国際中高校)による発題。紙コップをストレスや悩みに例えての経験談が語られる。塩田先生は自分の失敗や弱さ、辛い経験を包み隠さず語ってくださり、同じように各現場で悩み、苦しんでいた若い教員たちに多くの共感を生んだ。特に、先生の、神様を常に信頼し感謝を忘れない姿勢は、一同にキリスト教学校教育の大きな輪の一員であることを思い起こさせるともに、新人教師の範となった。また助言者の川崎紘平校長先生(松蔭中高校)はやさしい口調で、教師には教育に対するひたむきさが不可欠だということを語ってくださり、新人教師を激励してくださった。

主日礼拝
 日曜の朝、神様への賛美をもって始まる。富田先生の説教、謙虚さとひたむきさの大切さを、親しみをもって語りかけてくださった。私には初めての日曜礼拝だったが、神聖で清々しい心持ちになった。

第三セッション
 引き続き分団でのフリーディスカッション。自分自身が抱える悩み、生徒に関する悩み、指導上戸惑うこと、教師間の問題、学校の抱える課題と多岐に及ぶが、皆が似たような問題を抱えているという共通認識が持てた。そこから各学校での取り組み、諸先輩方の貴重な経験、意見を聞くことが出来、非常に有意義な意見交換の場となった。

第四セッション
 各分団での討議内容を発表する。新人はベテランに、ベテランは新人に共に刺激を受けたようだ。最後に参加者が研修会で得たものを述べるシェアリング。日々の業務の中だけでは、知る機会の少ない他校の現状を聴き、同じ問題や悩みに取り組む仲間と話し合った二日間。参加者、一人ひとりに大きな恵みが与えられた。

 この研修会に参加する機会を与えられたことを感謝します。また、助言者の川崎先生、発題者の塩田先生、そしてスタッフの先生方、我々、新人教師のためにご尽力を頂き、ありがとうございました。皆、同年代の教師に刺激を受け、新たな糧を持ちかえったことと思います。私自身、この糧を励みして一層奮闘していくことを決意しました。再びこのような交流の場が持たれることを望むと同時に、「仲間」たちの健康と活躍をお祈りします。

〈名古屋中学校教諭〉
キリスト教学校教育 2004年1月号3面


キリスト教学校教育同盟