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宍戸朗大尚絅学院理事長あいさつ

   第九十二回総会会場校として、一言、ご挨拶申し上げます。

 本日は全国各地からようこそ尚絅学院名取キャンパスにお出で下さいました。場所柄天候のことが気掛りでしたが申し分のない天候のもとに皆様方をお迎えすることができほっとしております。

 尚絅学院は一八八〇年代後半、婦人アメリカン・バプテスト海外伝道協会から派遣された女性宣教師たちの働きの中から生まれた学校です。彼女たちは着任後宣教活動に従事すると共に自分たちの活動を補佐する「バイブル・ウーマン」とよばれる女性の養成に着手します。最初の頃は手探り状態でしたが次第に養成プログラムが整備されていきます。一定の訓練を受けたバイブル・ウーマンたちは家庭集会や個別訪問によって女性や子供たちに伝道しました。その働きは地味ではありましたが宣教師たちにとって大変貴重なものでした。

 一八九二年、宣教師たちのホームで行っていた塾を学校形態(普通科・聖書科、修業年限四年)に整え再出発します。ただ、正式に学校としての認可を受けずに出発したこともあって校名は「尚絅女学校」ではなく「尚絅女学会」でした。この尚絅女学会は一八九三年に現在中学校・高等学校のキャンパスになっている所にあった男性宣教師館の一角に移転し、一八九五年にこの敷地内に校舎を新築します。そして一八九九年、新しく施行された「私立学校法」に則って女学校の設置認可を受け、初代校長となったミス・ブゼルを中心に本格的な女子教育を行う学校となります。その後の道程は決して平坦な道程ではありませんでしたがアメリカン・バプテスト教会の物心両面にわたる支援とミス・ブゼル、二代目校長ミス・ジェッシーの献身的な働きによって幾多の困難をのり越えつつ成長してきました。そして戦後新学制施行と同時に短期大学を設置し、一九八九年にこの地に移転しました。さらに昨年四月開学した四年制大学に予想以上の男子学生が入学してキャンパスの雰囲気がいい意味で変わりました。私共はこの変化を神様が与え下さった貴重な機会と受けとめて新しい時代にふさわしい学院づくりに努めたいと願っております。

 最後に、この総会が教育同盟のさらなる発展の機会となり、ご出席の皆様方の良き交流の場となることを祈念してご挨拶とします。



〈尚絅学院理事長〉
キリスト教学校教育 2004年7月号1面


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