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船本弘毅教研担当理事あいさつ
船本 弘毅

 東山荘の夏の集会―第四十八回事務職員夏期学校と第七十四回夏期研究集会―は、キリスト教学校教育同盟にとっては大切な意味を持っています。教育同盟の内面を支える会と言っても良いでしょう。しかしこの数年、出席者が減少し、昨年は両集会とも百名を割りました。会を充実させ、継続性を持たすことを願って、今年から実行委員会と教育研究委員会が共同の責任を担うことにいたしました。今年はその意味では、夏の集会の新しい出発の年ですが、幸い二つの集会が共に出席者を増やし、百名を越える集会となったことを大変うれしく思っています。

 国立大学の独立法人化が進められ、教育の内容が従来以上に検討され、吟味されるようになって来ました。ある意味では、建学の精神は、もはや私学、特にキリスト教学校の特有のものではなくなって来たと言えるでしょう。そしてその事は、今まで以上に、わたしたちがそれぞれの学校の「建学の精神」を問い、実践することに真剣でなければならないことを求めています。

『建学の精神―加盟校のキリスト教活動―』という八十頁余りの小冊子を教研で作成し、今回出席の皆様にもお配りしましたが、活用されることを願っています。

この会の直前まで、わたしは京都で開かれたAPFCS(アジア太平洋キリスト教学校連盟)の理事会と研修会に出席していました。フィリピン、マレーシア、韓国、ホンコン、アメリカ、オーストラリア、日本の七ヶ国から五十人程が出席し、キリスト教学校の使命を共に考える熱気に溢れた集会でした。教育同盟の関西地区がかって行った韓国との交流プログラムが発展したものですが、国際的な視野を持ち、協力してキリスト教学校の使命を考えることは、今後ますます必要になって来ると思います。

 教育同盟が、加盟校の重荷を共に担い、建学の精神を共に担うものとして、生きた働きをしなければならないと思っております。

 講師、牧師、発題者として御奉仕下さる方々、実行委員として準備と運営の責任を担って下さる方々、教育同盟の事務局の方々、多忙な中から東山荘に集まって来て下さった皆様に心から感謝申し上げますと共に、夏の集会の充実を心から祈っています。

〈東洋英和女学院院長・大学長、同盟教研担当理事〉
キリスト教学校教育 2004年9月号1面


キリスト教学校教育同盟