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キリスト教学校フェア・東京
キリストの香りを放つ
田中 正文
 イエス・キリスト生誕二〇〇〇年を記念してスタートしたこのフェアも今年で五回目を迎えました。八月六日(金)、七日(土)の二日間、今年も銀座教会、東京福音会センターを会場として、各校の祈りと協力のもとで、一般入場者千六百五十名、参加生徒約四百名、各校教職員約二百五十名、あわせて約二千三百名の参加者が集う中、すばらしい成果をあげることができました。

 このフェアは各校の生徒募集が中心ではなく、キリスト教学校の教育を世に伝え、私たちが共通にもっている人間観、世界観を広く知らせ、それぞれの学校の特性を見て頂くと共に、学校の基盤にある共通の価値観、キリスト教学校が目指している教育について知って頂くことを目的にしています。

 今回は初めて東京の同盟に属するキリスト教学校十八校のすべてが準備から実質的に参加できたことは本当にうれしいことでした。二月から何度か準備会をもち、今年の幹事校(女子学院、立教池袋、玉川聖学院)を中心に基調講演、校長会、テーマコーナー、生徒による学校紹介、音楽の調べ、小冊子の発行、教会との連携、広報という各分担をそれぞれ二〜三校で担当し、話し合いながら準備を進めて来ました。

 基調講演は前立教学院院長、日本聖公会司祭である、速水敏彦氏をお迎えし「大地に根をおろし、しなやかに生きる」と題して講演して頂きました。

 テーマコーナーではキリスト教学校で行われている「人とのかかわり」(愛の実践)をテーマに各校三〜五枚の写真を展示し、ゆっくり見て頂くことができました。

 生徒による学校紹介は年々工夫され、映像を用いたり、スキット形式や、讃美を含めたもの等、生徒たちが誇りを持ってそれぞれ自分の学校を紹介していることを感じました。

 音楽の調べは益々レベルの高いものとなり、わずかな時間のために大きな楽器をトラックで運び入れる学校もありました。ブラスバンド、ハンドベル、聖歌隊、箏曲、弦楽アンサンブルなどバラエティーにも富み、各校とても力を入れていることが伺われました。

 このフェアの一つの特色は教会を会場としていることです。第一回から同じ銀座教会、東京福音会センターをまるで自分たちの場所のように使用させて頂いています。さらに教会とキリスト教学校がさまざまな形でつながり、益々協力しあっていくことを願っています。

 これまでの五回のフェアを通して、それぞれの学校の先生方と協力し、一つのことを準備、運営して行く中で、とてもよい関わりを作ることが出来て来ました。共に一つのことに向かい、お互いを知り合い、交わりが出来たことは、参加した者にとっての宝物であります。今後はさらにこのフェアを越えて、さまざまな関わり、情報交換、深い交わりへと発展していくことを期待しています。

 このフェアが、またすべてのキリスト教学校が、そしてその中に集う一人ひとりが、キリストの香りを放つものとして、しっかりと地に足をすえ、祈りつつ、キリストに喜ばれる歩みを歩んで行きたいと思います。

 尚、第六回のフェアは二〇〇五年八月五日(金)、六日(土)、同じ銀座教会、福音会センターにて開催する予定です。


〈玉川聖学院中等部・高等部副教頭、宗教部長〉
キリスト教学校教育 2004年11月号3面


キリスト教学校教育同盟