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『百年史』第四回編纂委員会
花島 光男
 『キリスト教学校教育同盟百年史』編纂委員会について、前号の記事に追加、補足して報告する。

 編纂委員会は今年が四回目として、九月二十四日、二十五日に葉山で開催された。初日は田添顧問の開会祈祷、花島委員より実務委員会報告があった。実務委員会では現在までに各時代、各分野の資料を収集し、それらの整理、検討を進めているが、重要な項目は、編纂委員会に報告し、委員顧問による検討、確認をする事にしている。

 今回は戦後の内外協力会の活動について大西委員より報告があった。戦後にアメリカより再来日したミッションは協力して内外協力会(IBC、のちのCoC)を組織し、全ての援助はここから加盟校へ送られたこと、日本の受入側の関係者は戦前の連合大学構想を進めていた人々で、この動きの中で国際基督教大学の設立も進められた事などが報告された。

 伊藤委員からは、同盟と世界のキリスト教界の動向、意識との関連が検証され、主にWCCの協議テーマとの関連を見たが、同盟との関連を見出だす事はなかった。もっともWCCをキリスト教世界の代表と見なすかも検討が必要となる。

 今回の編纂委員会の中心テーマは〈同盟の教育研究委員会(教研)の活動〉であった。榑松委員より戦前からの教育研究委員会の活動が詳細に報告され、さらにパネルの形式で、大学部会の動向は大森委員が調査報告、中高部会は黒川顧問が自らの体験による報告をされた。また中高聖書科部会について、ゲストとして出席頂いた小林茂氏が、聖地旅行など、永年の活動の思い出を語られた。

 二十五日は地区協議会の活動報告として、東北・北海道地方の活動を佐々木委員が、西南地区について塩野委員が報告した。地区活動については地区ごとにかなりの差があり単純には比較はできないこと。印刷資料の多くは同盟に保存されているが、詳細な部分では不明な事もあり、各地区に残されているであろう史料の発掘とその保存が急務であると考える。これらの研究、調査などは紀要に掲載する予定である。

 最後に顧問より各種の提言を受けた。編集方針の再確認。本の大きさ、頁数、時代区分、年表の作成など、写真資料の収集、『百年史』本文はいつまでを記すものか。目次案の作成、執筆者の決定を急ぐ事。編集実務に当たる専従者と作業のための部屋が必要との声強く、理事会に検討を願う事とした。現在の委員が自分の仕事と研究を抱えつつ、その合間に編纂のための調査、研究作業をすることでは編纂作業が間に合わないことが訴えられた。

 また今春に立教女学院を退任された鵜川編纂委員長の、後任人事について検討すると共に編纂委員会は組織、位置付けについて再検討が必要になってきている。

〈関東学院高等学校教諭〉
キリスト教学校教育 2004年11月号3面


キリスト教学校教育同盟