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広島女学院創立百十八周年記念日に
大学新図書館オープン
土屋 時子

 広島女学院大学の新しいシンボルとして、正門を入ってすぐ左側に建てられたのが地上四階・地下一階、延床面積約六千平米の新図書館です。

 美しいレンガ造りの古典的な外観となっていますが、二十一世紀の学術・研究の中心となるよう、内部は新時代にふさわしいIT化の設備・マルチメディアに対応しています。デザインのコンセプトは「伝統に基づく未来への空間づくりを」ということで、「一日中でも居たくなる図書館」になればと思います。

 特にUser-friendlyを実現するためにハード面・ソフト面でバリアフリーを徹底しようと多くの工夫・アイディアを取り入れています。

 いくつか特徴的なことをご紹介しましょう。

@ 書庫と閲覧一体型をベースに快適な学習・研究環境をつくるため「木」を基調にしたグレードの高い家具備品類を入れました。貴重本の一部を除いて全館開架式で、書架間隔は車椅子二台が十分すれ違える広さです。各階に四〜五台のOPACと多くの閲覧机を置き、さながら「本の森」に囲まれた学習空間となっています。

A IT化については、エントランスにプラズマインフォメーションを置き各種の情報を流し、HPもタッチ式で見られるようにしました。ゆったりとした総合カウンターの前には情報検索コーナー(十七台)、自由PCコーナー(二十四台)があり、各階には有線・無線ラン対応のエリアがあります。全職員が一階にいますので一階以外の各階にテレビ電話を設置しました。、利用者はカウンター係とFace to Faceで会話することもできます。

B 二〜四階には研究個室、グループ演習室、プレゼンテーションルーム等があり、目的別に静と動のエリアを分け、利用者の動線も十分考慮し、分かりやすくシンプルな配置にしています。またどの窓からも風景画のような景色を満喫することができます。

C 二階のテラスには、自然の緑を眺め、風を感じながら思索できるエリアとしてエキゾチックなバルコニーを設けました。

D 入館ゲートは圧迫感のない「グラスゲート」を導入しています、利用者は利用者IDで入館できます。このゲートの採用は全国でも珍しいとのことです。

E 車椅子用のトイレは男女別々とし、一階にはベビーシートも設置しました。

 その他にもいろいろありますが、新図書館のパンフレットと利用案内はWebで公開していますのでHPも是非ご覧ください。

 次に新図書館オープン以後の反響について少しふれておきます。最も嬉しいことは利用者数が倍増していること、特に一般利用者の貸出が可能となったため、地域の方や学外者の利用登録・貸出が増えています。公開セミナー受講者も図書館で見かけるようになりました。また中学生、高校生たちの見学や利用も増えています。旧図書館でも地域の中学生たちが「体験学習」で当館を利用していましたが、オープンキャンパスでは沢山の高校生が図書館を訪れ、新しく広くなった図書館を見て目を輝かせていました。「地域社会へ学術情報を公開し、知的交流・創造の場としての図書館」を目指したいと思います。

 新設の展示スペースでは、「広島女学院の創設期を支えた人々」展や「学院にゆかりの人々」展等も計画しています。広島へお越しの際は是非、広島女学院大学図書館へもお立ち寄りください。


〈広島女学院大学図書館・図書課長〉
キリスト教学校教育 2005年1月号4面


キリスト教学校教育同盟