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夏期研究集会に参加して
-ひとこと-

42年ぶりの東山荘
杉 本 きみ子

 夏休み前に、本田校長から夏期研修会に参加されませんかとお誘いを受けたとき、本研修会が新人教師のための研修と思い込んでいましたので、私のような年配者が行ってもと、正直戸惑いました。東山荘といえば、母校の宮城学院高校一年の時にYMCA全国カンファレンスに出席して以来の訪問であり、不安と期待をもって出かけました。私は家庭の主婦として子育てを終えた後の九年前、神様に導かれて桜美林学園に奉職しました。他の教職員の方々とは違った道を歩いて、いまキリスト教学校に連なっておりますが、自然の美しいこの地に四十二年ぶり、足を踏み入れたとき、再び導かれたという想いで感動を覚えました。
 「キリスト教学校だからこそできること」なる主題の下、学校での礼拝がどのように守られているのか、ノンクリスチャン教師との協働性など、講演、パネルデイスカッション、分団協議を通して多くを考えることが出来ました。その中で、わが校の生徒に課している礼拝ノート等について紹介させて頂きましたが、クリスチャン教師が二割を切っている中で、礼拝の充実、キリスト教主義を基にした教育を教員同士でどのように共有するかが、とても重要な問題です。生徒の現実に直面するとき、礼拝ノートのような毎日の地道な努力と子供を育てるという同じ基盤に立った教師同士の切磋琢磨と、思いやりが色々な問題を解決してくれるものと信じています。
 毎日のように報道される家庭崩壊の事件、少子化問題、靖国神社問題等多くの問題が山積みの現代において、近藤先生の講演にあった、危機意識だけではなく、キリスト教育にかける召命感と使命感を持つべきであるという言葉の大切さを今改めて共感しています。
 子供の教育にしっかりした方向性が求められている今こそ、キリスト教学校が最も期待に応える時として問題に立ち向かわなければならないことを再確認させて頂くとともに、各分野で活躍しておられる皆様にお会いでき、黙想館で早朝の美しい富士山に出会えた喜びを胸に東山荘を後にいたしました。

〈桜美林中学校・高等学校教諭〉
キリスト教学校教育 2006年10月号3面


キリスト教学校教育同盟