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第50回事務職員夏期学校に参加して
-ひとこと-

励ましを受けて
新 谷 陽 介
 事務職員が百名以上集まり、二泊三日の自然豊かな環境の中、テーマ「キリスト教学校で働くとは?」を中心に講演を聴き、賛美・礼拝し、グループ討議をし、寝食をともにして夜遅くまで語り合うことができ、とても有意義な時間でした。

 キリスト教学校が訓令十二号の令達という辛酸をなめる経験をし、先の戦争では存亡の危機に陥った歴史は知識として知っていました。しかし、気賀先生の講義で、「キリスト教主義」を謳った寄付行為を変更せざるを得なかった大学があった件では、当時の苦悩が胸をえぐられるような思いで伝わり、そんな苦渋の歴史の上に現在のキリスト教学校があることに身が引き締められる思いでした。

 私はこれまでも職員とはどうあるべきか同僚らと議論してきました。それはそれで意義あることだったのですが、キリスト教の部分はとってつけたような議論になりがちでした。ところがキリスト教学校で働くことに対して、気賀先生は端的に「イエス・キリストの委託への応答である」とこたえられました。マイノリティーなキリスト者として生きる中、そんな答えに遠慮があり自信もなかった私には、明確な解答に励ましを受けました。

 そんな講義の中、キリスト教学校の特質を薄める傾向があると警告され、そんな傾向に自分も加担していたのではないかと反省させられる思いでした。

 池田先生は「企業はこころを通じて者を造るべき」と思いやりの精神を話されました。来年度はついに大学全入時代が到来し、構造不況業種といわれる中、さまざまな不安や悩みを感じながら日常業務に埋没していた私は当初抱いていた大切なことを見失いつつありました。こなすことに必死で目的がぼやけていたのです。今の業務が学生を始めとする多くの方々に影響を与えることを再認識する必要があります。学生が本学院で受けた影響を活かして世界に羽ばたき、卒業後も母校を熱心に応援していただき、自信を持って本学院出身です!と叫んでいただきたいと夢描いています。

 これらからも祈りの中で主に教えられ導かれつつ、この度知り合ったキリスト教学校を共に担う仲間と励ましつつ、キリスト教の委託への応答として前進したいと思います。

〈関西学院総務部(学部等事務統合プロジェクト担当)〉
キリスト教学校教育 2006年10月号4面


キリスト教学校教育同盟