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第6回 編纂委員会報告
まとめの段階
『キリスト教学校教育同盟百年史』
鈴木美南子

去る九月二十二日・二十三日に明治学院大学横浜キャンパスのブラウン館で、第六回『キリスト教学校教育同盟百年史』編纂委員会が開催された。出席者は、久世了同盟理事長・『百年史』担当理事をはじめ、気賀健生、出村彰、土肥昭夫(執筆も担当)の顧問各氏と、大西晴樹編纂委員会委員長、榑松かほる作業委員会委員長ほか、大森秀子、小桧山ルイ、鈴木美南子、中永公子、本田栄一、山田愛の各委員、そして花島光男教育同盟主事と高瀬幸恵、辻直人研究員の十五名である。

 二〇〇一年に発足した『百年史』編纂委員会は今年六年目を迎え、二〇一〇年の刊行に向けてまとめの段階に入っている。昨年の委員会で、「通史編編集委員会」と「資料編編集委員会」が組織され、各委員の主たる担当部分も決定された。これまでの資料調査・研究段階から、具体的な編集作業段階に入ったのである。今回の編纂委員会は、この編集体制が整った昨年に引き続いて、実質的に第二回目の「通史編編集委員会」でもあった。今後とも『通史編』の編集を中心に進めながら、並行して『資料編』の内容を固めていく作業が行われる。

 今回の委員会に先立って八月初旬、コーディネーター(主たる執筆者)が集まり、目次原案などの検討が行われ、各時代に盛り込まれるべき内容等が確認された。

すなわち、『通史編』は大きく三篇に分け、第一篇は戦前・戦中期で全七章、第二篇は戦後から六〇年代で、八章と地区活動一章、第三篇は七〇年からの現代篇で、九章と地区活動を一章とする原案が作られた。

今回一日目は、この構成案に基づいて各委員から、それぞれの担当部分の目次案と内容の説明がなされ、熱心な意見交換による全体的な検討が行われた。各部分の研究成果や総勢の知見を集めると、新たな興味深い視点が示されたり、思わぬ問題が浮かび上がったり、歴史編纂に当たって顧問の方々からも経験豊かな示唆が与えられて、実りある合宿となった。

 少し議論を紹介すると、本同盟は一九一〇年の男子キリスト教学校の同盟成立を基点としているが、それ以前に女子基督教教育会は成立しているので、記述は女子から始めるべきことや、戦後は六〇年代まで北米キリスト教会から多くの資金援助を得ていたので、IBC(基督教事業連合委員会)、CoC(内外協力会)との関係など財政面での調査がもっと必要であることなど確認された。

今後、各地区の担当者会議、『資料編』の編集委員会などを随時重ねながら、『通史編』については、来年四月末までに第一次ドラフトを提出、統一を図る検討会議を経て、九月に第三回目の「通史編編集委員会」(第七回『百年史』編纂委員会)を開く段取りで、二〇〇九年春には、『資料編』『通史編』の最終稿を取りまとめて印刷に入る予定となっている。

〈フェリス女学院大学教授〉
キリスト教学校教育 2006年11月号3面


キリスト教学校教育同盟