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新たな時代におけるキリスト教学校の使命と連帯-いのちの輝きと平和を求めて-

一般社団法人キリスト教学校教育同盟 Association of Christian Schools in Japan Since 1910

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キリスト教学校教育バックナンバー

関西地区
新人教師研修会に参加して

田中 秀彦

 今年の新人教師研修会が、十月七日から八日にかけて行われた。新人研修ということでどのようなことをするのかなあと思いつつ、他の学校の先生方とお話できるいい機会だと思い少し楽しみにこの日を迎えた。

 一日目は、自己紹介を兼ねた「私の宝物」の発表であった。久々に画用紙やクレヨンなどを手にして、「私の宝物」を描き、発表した。皆さん、それぞれの観点で「私の宝物」をエピソードなどをつけて発表したので、型にはまった自己紹介とは少し違って、その人らしさがにじみでていたりして、大変面白いものであった。いつもと違い、生徒になった気分で自ら体験できたことは、大変よかったと思う。その後、啓明学院の福田先生よりご発題いただき、先生の教師としての十年間の歩みを聞かせて頂いた。担任などをされる中で、悩んだり、苦労された経験や、それらにどのように対応されたかといったことを、ありのままにお話し頂き大変勉強になった。十年間の歩みを聞く中で一貫していたのは、生徒に対し正面から向き合ってこられた真摯な姿勢であり、これこそ最も大切にしていかねばならないものだなと感じた。

 一日目の後半からは、新人教師それぞれが持っている悩みやうまくいっている点を出し合って、それを端緒に自由討議となった。状況は違ってもそれぞれに日々悩み、対処していってる様子を、共感を持って話し合うことができたのは大変有意義であった。

 全体を通して、日頃漠然と感じたり悩んでいることを同じ新人という立場でざっくばらんに共有し、また他校を含めた多くの先輩の先生方からの助言を頂ける大変有意義な研修会であった。

〈神戸女学院中学部・高等学部教諭〉

キリスト教学校教育 2006年12月号3面