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一般社団法人キリスト教学校教育同盟 一般社団法人キリスト教学校教育同盟

希望と喜びに生きる-新たな転換期に立つキリスト教学校-

一般社団法人キリスト教学校教育同盟 Association of Christian Schools in Japan Since 1910

Assocition of Christian School in Japna Since 1910

キリスト教学校教育バックナンバー

通算600号に寄せて
教育同盟と私のかかわり

鵜川 馨

 キリスト教学校教育同盟との最初のかかわりは、一九七〇年代から一九八〇年代の前半に立教大学から夏期研究集会の委員や委員長として参画し、会長には、宮本武之助、松山義則、竹内寛、秋田稔といった諸先生を戴き、懇切な御指導を受け、事務局の神崎壽枝女史のお世話になったことが懐かしく思い出されます。

 一九九〇年代には、関東地区協議会常置委員、維持財団評議員に任命され、一九九三年には箱根で開催された「関東地区新任教師研修会」の講師をお引き受けしたこともありました。

 立教女学院の院長に就任したことから、一九九七年に広報担当の常任理事に任命され、二〇〇四年まで、七年間「キリスト教学校教育」の編集にかかわりました。歴代の広報委員には、なぜか立教関係者が多く加わっていて、立教女学院小川清院長、立教学院八代崇院長が担当理事でいらしたし、立教大学の伊達宗浩総務部長も広報委員で、長いこと編集後記を執筆されました。毎号、締め切り間際に、時宜を得て、鋭く且つ軽妙な文章を寄せられ、大変評判となり、編集後記から読む愛読者さえおられたと伝えられております。伊達氏が広報委員を退かれて以降、編集後記はしばらく紙面から消え去ることになりました。

 二〇〇〇年の同盟の総会で『キリスト教学校教育同盟百年史』編纂委員長に任命されましたが、常任理事退任と同時に辞することになりました。

 常任理事に在任中、二〇〇二年六月七日・八日に、同盟の第九十回総会を新築なった立教女学院で開催して戴く光栄を得ました。立教女学院で総会が開かれたのは三回目で、殊に、ローマ・カトリック教会との対話の機会が与えられ、その後、キリスト教学校教育同盟とカトリック学校連合会との密接な交流が始まり、聖公会が持つブリッジ教会という役割を生かせたことは、洵(まこと)に喜ばしいことでした。

〈前立教女学院院長、前広報委員会担当理事〉

キリスト教学校教育 2007年1月号2面